割り箸のサステナビリティとは?森林保全になるって本当?


コンビニでお弁当などを買う際に、割り箸をできるだけもらわないようにしている人は多いのではないでしょうか。使い捨ての割りばしには、環境に良くないイメージを持つ人も。

しかし、割り箸の中にはサステナビリティに配慮した、森林を守る役割を持つものもあるのです。

そこで今回は、サステナビリティに配慮した割り箸とは何か、一般的な割り箸との違いや、森林保全になる理由を解説します!

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日本では1980年代頃から、「割り箸は森林破壊を促進するのでは?」という議論が交わされてきました。

結論からいうと、これは「外国産の安価な割り箸は森林を破壊している」というのが適切です。つまり、すべての割り箸が森林破壊を促進しているわけではないのです。

ところが日本で使用されている割り箸の97%は、外国から輸入したものだといわれています(2009年)。輸入の割り箸は国産に比べて安く大量に仕入れられるからです。

日本では1980年代にファーストフード店や弁当店が増加したことによって、安価な割り箸が求められるようになりました。安価な割り箸の大半を供給する中国では、安く作るために木材を丸ごと割り箸に加工しています。

日本が割り箸を大量に輸入して消費している限りは、割り箸のために木が伐採され、森林が破壊されることになります。

このような背景もあり、「割り箸=森林破壊」のイメージが広まったのでしょう。

(参照:https://www.sanshiro.ne.jp/activity/99/k01/6_18prs2.htm
https://www.shinrin-ringyou.com/topics/waribashi.php)
外国産の割り箸を使うことが、森林破壊を促進するとお伝えしましたが、一方で国産の割り箸はどうなのでしょうか。

実は国産の割り箸こそが「サステナビリティに配慮した割り箸」なのです。なぜサステナビリティに配慮していることになるかというと、国産の割り箸は主に間伐材や端材を使用しているからです。

間伐材とは、成長して混みあった森林の日当たりを良くするため、木を間引いた際に出る木材を指します。端材は建築などに使う木材の端の部分で、通常は捨てられるものです。つまり、国産の割り箸は森林破壊でも、資源の無駄遣いでもありません。

むしろ、間引きは森林を健全に保つために必要な作業であり、捨てられる端材の使用は資源の有効活用になります。

(参照:https://www.rinya.maff.go.jp/j/kanbatu/suisin/kanbatu.html)
日本の森林面積は国土の6割以上を占めており、約2,500万ヘクタールにも上ります。森林大国とも呼ばれ、先進国の中ではフィンランドに次いで2番目に森林が多い国です。

世界では森林の減少が危ぶまれていますが、日本は違う課題を抱えています。それは、手入れされずに放置されて、荒廃している森林が多いということです。

原因は輸入木材に頼り国産の需要が低下したことや、林業従事者が減少していることなどが挙げられます。荒廃した森林は、光が差し込まず下草が生えなくなり、土が流出しやすくなります。そうなると土砂災害を防いだり、水を土中に貯えたりするといった、本来森林が持つ機能を果たせません。

また、二酸化炭素を吸収する力が低下する他、病虫害なども発生しやすくなります。日本の森林に必要なのは、間引きなどをして健全な状態を保ち、豊富な森林資源を有効活用していくことです。

(参照:https://www.pref.shiga.lg.jp/moridukurinet/forest/105844.html
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201310/3.html)
日本の森林を守るためには、森林資源を活用することが不可欠です。私たちにできることは、できるだけ国産の木材を使った商品を選ぶことではないでしょうか。

サステナビリティな国産の割り箸を使うことで、森林保全や林業の活性化につながります。また、SDGs目標15「陸の豊かさを守ろう」にも貢献できる取り組みのひとつです。

国産の割り箸はネットショップなどで購入できます。パーティーや外出時など割り箸が必要なシーンで、ぜひ活用してみてくださいね。

サステナビリティに配慮した割り箸を使って、豊かな日本の森林資源を守っていきましょう!

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